公開 2022/06/09 / 最終更新 2022/06/09

日経平均980円上昇、相場を最も動かしたのは海外投資家部門 2022年6月第1週

海外投資家の現物先物合計で6,379億円の買い越し、日経980円上昇
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charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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2022年5月30日~6月3日(6月第1週)、日経平均980円上昇。相場を動かしたのは海外投資家部門

6月第1週となる2022年5月30日~6月3日の週は、前週に比べ、日経平均は980円の上昇。その上昇相場を作り出したのは、現物先物合計で6,379億円の買い越しをした海外投資家部門。

海外投資家部門は、株式は売り越し、先物は買い越し。現物の利確/損切を行い、裁定取引で割安な先物を買っている可能性あり。反転や上昇の兆し。上昇圧力は中程度。現物:279億円の売り越し、先物:6,659億円の買い越し

<上昇を後押した部門>

  • 1.海外投資家部門 6,379億円買い越し (株式-280億、先物6,659億)
  • 2.都銀・地銀等部門 1,668億円買い越し (株式-524億、先物2,192億)
  • 3.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 1,199億円買い越し (株式1,217億、先物-18億)

<上昇相場で、売りに回った部門>

  • 1.個人投資家部門 3,604億円売り越し (株式-2,148億、先物-1,458億)
  • 2.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 3,388億円売り越し (株式-880億、先物-2,510億)
  • 3.金融機関部門 2,101億円売り越し (株式-1,839億、先物-264億)
  • 4.法人部門 1,802億円売り越し (株式-92億、先物-1,712億)
  • 5.その他法人等部門 1,127億円売り越し (株式53億、先物-1,181億)
  • 6.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 650億円売り越し (株式2,737億、先物-3,388億)

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証一部株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


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