明日の株価予想とは?
明日の株価予想とは、翌日以降の株価や上昇/下落トレンドを、過去のデータをもとに統計的に分析し、確率的に可能性の高い未来を予測した情報であり、実際の取引を行うことができる投資情報のこと。
株価予想の情報として最低限必要な要素は、
の3つとなります。
ただ、これらの情報だけでは、仕掛け(エントリー)の注文しか指定できず、決済が行えません。
そのため、株価予想として完結するためには、
が必要です。
ネットでよく見かける成績紹介として「5/10に買い推奨した〇〇銘柄が7/13に+☆%」などがありますが、明確な決済タイミングを知ることができなければ「+☆%」の利益を得ることはできず絵に描いた餅になってしまいます。
現在のプログラムを用いたトレードにおいては、「銘柄選定」や「エントリータイミング」と同じくらい、もしくはそれ以上に
確率統計的な分析が必要なのでコンピューターによる電算処理を利用するのが前提ですが、もちろん超人的な処理能力を持つ人間が分析をすることもできなくはありません。
ただ、インサイダー情報などその人しか知ることができない秘匿性のある情報を用いる以外に人がコンピューターに統計処理でかなうことはないでしょう。
誰が、どのように、明日の株価予想をしているのか?
ロボトレーダーだけではなく、現在では機関投資家や巨額の資金を扱うファンドなどでは、当然プログラムによる株価予測をしています。
例えば、すでに東証の取引注文の50%以上が売買プログラムと言われており、ゴールドマン・サックスでは人間のトレーダーを600人から2人に減らし売買プログラムに置き換えていることからも、プログラム主体の投資判断が主流となってきています。
WEB上で見かける投資塾や投資顧問サービスなどでは、未だに人が銘柄選定や株価予想を行っているケースがありますが、膨大な量のデータがあふれる現代において、経験則や勘から人が判断して予測することに統計的な優位性はないと言えます。
どんなデータを利用して明日の株価予想をしているのか?
まず当然ですが、
具体的には、始値、高値、安値、終値、そして出来高という数値を利用します。これら5つのデータを用いるだけで、非常に多彩でエッジのある情報を得ることができます。
例えば、移動平均線乖離やMACD、RSI、パラボリックSAR、CCIなどのテクニカル指標を使うことができます。他にもハラミ足、十字、三尊天井などの罫線(けいせん)情報や坂田五法情報なども検証・分析することができます。
FXや先物、仮想通貨などのプログラム分析では、価格データがメインとなりますが、株式トレードにおいては出来高(正確には売買代金)のデータがとても重要です。出来高を伴う上昇と、出来高が少ない上昇では、全くと言っていいほど異なる意味合いを持ちます。
自動売買、システムトレードというプログラム売買では、これらの価格・出来高データを利用した分析だけで計算されていることがほとんどです。
なぜなら、個人投資家が手に入れられる多くの一般的な自動売買・シストレ用のツール・アプリでは、入手が簡単で、かつ、そのまま利用できる「株価データ」しか扱うことができないからです。
株価データ以外の有用な情報は、データを収集することも大変ですが、さらにそのデータを分析可能な値に時系列に整形することがとても難しいからです。
ロボトレーダーでは、価格・出来高データ、および、これらから計算可能なテクニカル指標などはもちろんですが、これらとは
例えば、相場を動かす
買いたい人が売りたい人より多ければ価格は上がります。人は適正と思っているよりも高い価格でも買うことがあります。
オランダのチューリップ相場に始まり、日本のバブル相場、トランプ相場、コロナ相場や仮想通貨バブルなど、ニュースに取り沙汰される大きな上昇相場になると、人は「今買わなければこの流れに乗り遅れてしまう」と思い、割高だとは感じても買ってしまうものです。
明日の株価を予想する上で、買いたい人がいるのか、直前でも買っている人が増えているのかといった需給情報は非常に有意性のある情報になります。
それ以外にも、
明日の株価予想に大きく影響する要素とは?
このページの公開しているロボによる「明日の株価予想」を投資に活用する場合においても、事前に頭に入れておくべきことがあります。
それは、株価予想に大きな影響を与える要素が存在するからです。
まず、最も大きい影響を与えるのは
日本の株式市場が閉まり、その日の夜に開場するニューヨーク市場の値動きは、翌日の日本市場に大きく影響を与えます。NASDAQやヨーロッパのインデックス指標も影響がないわけではありませんが、やはりNYダウもしくはS&P500の影響が絶大です。
「前日好調だったから明日の株価は堅調」と予想しても、朝の寄付が、大きなマイナスで始まることはしばしばあります。これは直接的に海外経済が株価に影響を与えたと言うより、投資家心理に大きな影響を与えたと言えます。
そして、もうひとつ大きな要素は、
円安になれば、輸出企業と言われるトヨタ自動車など自動車業界株が上がり、円高になれば、輸入企業が上がるといったニュースを聞いたことがあると思います。
もちろん、円安/円高は企業の経営に影響を与えますが、実際には、企業も為替変動を見越した計画を立て、為替ヘッジにより為替変動リスクを軽減する対策をしています。
日本ではよく「円安=株高」がイメージとして定着しており、ドル円と株価は相関関係にあると言われてきましたが、最近でも逆相関になることもあり、「絶対の方程式」とは言えないようです。
それでもドル円が動くと日本の株価は影響を受けるので注意が必要です。
◆
NYダウ、ドル円の次に抑えるべきは、日経平均株価(日経225)でしょう。TOPIXも重要ですが、NYダウ同様に最重要な日本の株価指数としては、今のところ日経平均でしょう。
日経平均は株価が高い銘柄の影響を受けやすく、TOPIXは時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいとい指標の特性がありますが、実際、海外投資家も多く取引する指標先物ではTOPIX先物の倍以上のボリュームが日経先物にはあります。
日経平均株価が大きく下がれば、日本株の個別株も下がる傾向があるのは日々実感するところでしょう。その意味でも日経平均の株価予想についても把握しておくことが重要です。日経平均については下記【明日の日経平均株価予想】記事に記載しています。
🔗RoboTrader
前述しましたが、需給面の情報は非常に重要です。
真っ先に見るべきは、
東証プライム銘柄の売買だけでなく、先物のボリュームも大きいので、海外投資家の動向を把握するには、必ず現物と先物を合算してください。現物株式は売っておきながら、先物を大量に買い越しているなんてこともよくあります。
このように、明日の株価予想をする上で、必要と思われるデータの一部を紹介だけでも、とても人がエクセルや紙に書いて分析できる情報量でないことが分かります。
そして、分析した結果から、どのデータの情報を利用し、どのデータは無視するのかといった重みづけを非常に細かく実施していくことが必要です。
例えば、前日のNYダウが値下がりしたら、逆に日本株は明日上がるという傾向があったとして、過去においても優位性が認められたとします。
だからと言って、前日NYダウが下がったら必ず翌日買うのでは、負ける日も多く、手数料負けしてしまうこともあるでしょう。
そこで重要となるのが
重みとは、前日NYダウが下がったのであれば「買い」に3票入れるというイメージです。その他の情報によっても投票があり、結果として100票集まれば「買い」として正式に判断します。
このような微妙な調整(重みづけ)により、現在ではAIにより将棋でロボットが人間に勝てるようになり、インターネット上の膨大な情報から求める最適な回答を導くといったChatGPTのようなサービスができているのです。
つまり、これらの重みづけという手法は、既に人間の域を超えている技術であり、コンピューターを利用する以外に方法はありません。
巷にあふれる株価予想が、信用できるか見分ける3つのポイント
このページでは、ロボトレーダーで利用可能な株価予想のロボによる明日の株価予想を公開していますが、このサイト以外にもネット上にはさまざまな株価予想があると思います。
そこでこれらの情報を自分なりに見極めるポイントを紹介します。
前述しましたが、多くの株価予想は、①いつ②どの銘柄③買い/売りなのか(もしくは目標株価)の3つの情報だけです。 ④決済の情報まで明確に公開しているケースは少ないです。
よくあるのが、
・何百の予想のうち、勝った予想結果だけを公開している
・エントリーだけ予想して、最高値での利益率を公開している
ですね。
これらは良いところだけを掲載しているので、場合によって金融商品取引法における広告等規制違反となる可能性があるので注意が必要です。
ロボトレーダーでは、株価予想をする全てのロボの、すべての結果を公開しています。勝ったときだけでなく、負けたときも透明性を持って公開しています。
既に、多くのユーザーが利用しているのであれば情報源として安心できます。
また、ユーザーが既に長い年月継続して利用し続けていれば、それは満足の行く利益を上げられているという証拠でもあります。
利用ユーザーが少なければ、その分情報から得られる利益が大きくなるのではと考えるかもしれません。インサイダー情報や仕手株情報ではそうかもしれませんが、これらを基本的な投資活動に活用するのはいかがなものでしょうか。
相場における再現性のある投資情報を提供するのであれば、ある一定数のユーザーに提供しても問題はないと考えます。もちろん売買代金が1日で500万円未満のような薄い銘柄は別ですが。
ロボトレーダーは、サービスを2018年(正確には2017年末)から提供しており、、同種の株価予想のロボによる売買シグナル配信サービスの延べ利用ユーザー数と合わせて24,000名以上となりました。
株価予想は先に書いたように、④決済の情報があって初めて、読んだ人に投資の利益をもたらすものです。
ですので、「予想株価は〇〇円」、「〇〇銘柄を明日は買い」といったよくあるサイトの情報では投資の利益を得ることはできません。これらのサイトの目的は、自社の他のサービスへの誘導や広告費稼ぎなどです。
提供している株価予想が無料なのかどうか、もし有料でればいくらなのか、が明確に掲載されていない場合は、集客目的のサイトだったり、メールアドレスを登録させて後から高額の投資商品を販売するということもありますので注意が必要です。
ロボトレーダーは、月額5000円で5つの株価予想ロボが利用できる投資情報提供サービスです。
この記事の著者
RoboTrader編集部 |
ロボトレーダーで利用できる100体以上の株価予想ロボは、様々な分野のプロの知見から生まれています。トレーダー・投資家だけでなく、金融システム開発者、テクニカルアナリスト、 シストレコンテスト優勝者などによりロボは設計されています。それぞれのロボが特有のエッジを持ち、得意な相場やトレードのクセがあるものです。これら成績だけでは見えてこないロボの特色などもお伝えしていきます。RoboTraderを運営している株式会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。