日経平均340円下落、相場を最も動かしたのは金融機関部門 2025年7月第1週
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著者 charttrader編集部 |
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2025年6月30日~7月4日(7月第1週)、日経平均340円下落。相場を動かしたのは金融機関部門
7月第1週となる2025年6月30日~7月4日の週は、前週に比べ、日経平均は340円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で3,629億円の売り越しをした金融機関部門。
金融機関部門は、株式は買い越し、先物は売り越し。方向感が見えず、裁定取引がメインか。下落圧力は中程度。現物:54億円の買い越し、先物:3,684億円の売り越し
<下落原因を作った部門>
- 1.金融機関部門 3,629億円売り越し (株式54億、先物-3,685億)
- 2.法人部門 2,797億円売り越し (株式1,017億、先物-3,816億)
- 3.投資信託部門 1,662億円売り越し (株式-1,561億、先物-103億)
- 4.都銀・地銀等部門 1,596億円売り越し (株式-228億、先物-1,370億)
- 5.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 1,337億円売り越し (株式881億、先物-2,220億)
- 6.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 619億円売り越し (株式-6,670億、先物6,050億)
- 7.生保・損保部門 601億円売り越し (株式-520億、先物-83億)
<下落相場で、買い向かった部門>
- 1.海外投資家部門 2,778億円買い越し (株式5,775億、先物-2,997億)
- 2.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 2,407億円買い越し (株式2,432億、先物-25億)
※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算
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