日経平均220円下落、相場を最も動かしたのは金融機関部門 2025年6月第1週
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著者 charttrader編集部 |
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2025年6月2日~6月6日(6月第1週)、日経平均220円下落。相場を動かしたのは金融機関部門
6月第1週となる2025年6月2日~6月6日の週は、前週に比べ、日経平均は220円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で8,143億円の売り越しをした金融機関部門。
金融機関部門は、先物よりも株式での売りが多く、利確/損切り期間と言える。下落圧力は強い。現物:5,279億円の売り越し、先物:2,864億円の売り越し
<下落原因を作った部門>
- 1.金融機関部門 8,143億円売り越し (株式-5,280億、先物-2,865億)
- 2.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 7,874億円売り越し (株式-4,716億、先物-3,160億)
- 3.法人部門 5,226億円売り越し (株式-1,799億、先物-3,428億)
- 4.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 2,093億円売り越し (株式-3,628億、先物1,534億)
- 5.投資信託部門 799億円売り越し (株式-237億、先物-564億)
<下落相場で、買い向かった部門>
- 1.海外投資家部門 6,236億円買い越し (株式3,932億、先物2,304億)
- 2.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 3,467億円買い越し (株式3,466億、先物0億)
- 3.個人投資家部門 1,404億円買い越し (株式1,890億、先物-486億)
※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算
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