金融機関部門が売りを仕掛け、日経平均42,710円下落 2025年9月第1週
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著者 charttrader編集部 |
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2025年9月1日~9月5日(9月第1週)、日経平均42,710円下落。相場を動かしたのは金融機関部門
9月第1週となる2025年9月1日~9月5日の週は、前週に比べ、日経平均は42,710円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で5,686億円の売り越しをした金融機関部門。
金融機関部門は、先物よりも株式での売りが多く、利確/損切り期間と言える。下落圧力は強い。現物:4,864億円の売り越し、先物:822億円の売り越し
<下落原因を作った部門>
- 1.金融機関部門 5,686億円売り越し (株式-4,865億、先物-823億)
- 2.法人部門 5,113億円売り越し (株式-2,651億、先物-2,463億)
- 3.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 4,311億円売り越し (株式-4,112億、先物-200億)
- 4.投資信託部門 2,494億円売り越し (株式-879億、先物-1,617億)
- 5.都銀・地銀等部門 962億円売り越し (株式-118億、先物-845億)
<下落相場で、買い向かった部門>
- 1.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 3,204億円買い越し (株式3,205億、先物-1億)
- 2.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 3,003億円買い越し (株式-223億、先物3,226億)
- 3.海外投資家部門 1,567億円買い越し (株式1,631億、先物-65億)
- 4.個人投資家部門 540億円買い越し (株式1,137億、先物-598億)
※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算
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