公開 2021/05/27 / 最終更新 2021/05/27

ついに生保・損保が買いに転じる。9週ぶりの買い越し。 2021年5月第3週

8週連続、合計2,922億円の売りからの3,622億円の買いへ生保・損保が動く。
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charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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5月第3週、ついに生保・損保部門が買いに転じる。9週ぶりの買い越し。相場上昇の転換点となる。

生保・損保は、買いに転じる前(2021年3月15日から5月14日)の8週間、売り越しを継続し、総売り越し金額は2,922億円となっていた。

この大きな売り越しの影響もあり、日経平均は1,700円下落した(下落率-5.73%)。

そして、5月第3週(2021年5月17日~5月21日)に3,622億円を買い越し、それまでの流れから反転した。売り一辺倒の流れと断ち切り、買いへ舵を切っている。

その後、日経平均は上昇しており、生保・損保の買い転換が相場の転換となったと言える。

上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門は、生保・損保とは逆に、売りへ転じる。

事業法人は、買い越し6週連続で、合計買い越し金額を1,825億円としたのち、5月第3週に3,523億円の売り越しに転じている。

現時点で、相場に影響を与えているのは、上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門ではなく、生保・損保部門の方である。

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証一部株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


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