プログラム売買の裁定買い残チャート
著者 charttrader編集部 |
4月12日のプログラム売買の裁定買い残チャート
2024年の年初からの日経上昇の裏で、裁定買いと裁定売りの両方が急増していることが分かる。
特に「裁定買い」の急増が下記チャートからも分かるが、
先物が現物よりも高い状態であり、先物を売り、現物を買うということが行われている。
つまり、先物主導での日経が上昇していることになる。
それが投機的なのか実需なのかの判断は難しいが、
一言で言えば、現在の相場はパニック状態と言える。
コロナ暴落時は逆に裁定売りが激増していることも分かると思う。
先物と現物とで大きく乖離が発生しているということなので思惑での先行的な動きが先物で行われていること表れだろう。
意味していることはこの流れがまだ続き上昇することはあるだろうが、そのうち、この乖離発生状態が落ち着く日が必ずやってくるということ。
つまり先物主導で上昇しないということであり、マーケットけん引力が減るということでもある。
※最新のリアルタイムチャートはこちら(ログインが必要です)
プログラム売買の裁定買い残チャートとは?
「裁定取引(アービトラージ)」という取引手法があり、プログラム売買により発生している買い残(裁定取引の結果残っている現物の買いポジションの残高)および逆の売り残の金額を示すチャート。
裁定取引は、先物と現物の間に差がある場合に、先物を売って、現物を買い、差が埋まることで利益を得る、または、先物を買って、現物を売り、差が埋まることで利益を得る手法です。
この裁定取引は基本的にはプログラム売買によって行われ、1度に25銘柄以上を同時に買い/売りするものが集計されている。
例えば重要な見方としては、買い残が積みあがってきている状況である。買い残が積みあがってきているということは、先物が割高な状況が続いているため、裁定取り引きとして先物売りの現物買いが行われていると考えられる。
先物が多少高くても買われている状況というのは、短期的に、上昇することを見込んでいる参加者がいるということ。そして、先物はいずれ期限までに売らなくてはいけないということ。これらを知ることができる情報である。
上記を把握する上では、買い残売り残の株数ではなく金額を見る必要がある。
※基本的に前週の集計値が水曜日夕方に更新される。
※単位は株数ではなく、売買代金なので億円もしくは兆円。
・銘柄コード[4桁] : 数字入力
・表示期間(営業日ベース)[20~1000] : 数字入力
・表示シフト : 選択(通常表示,情報発表日に合わせたシフト表示)
・指標1表示有無 : 選択(表示しない,表示する)
・指標1 : 選択(プログラム売買の裁定買い残,プログラム売買の裁定売り残)
・指標2表示有無 : 選択(表示しない,表示する)
・指標2 : 選択(プログラム売買の裁定買い残,プログラム売買の裁定売り残)
・投資部門1の棒グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・投資部門1の線グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・投資部門2の棒グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・投資部門2の線グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・表示最新日 : 日付指定(年月日)
比較したい銘柄コード、表示や集計などの期間といった各種設定を変更することで、独自の分析チャートを表示することができます。グラフの色を自由に変更することで、視覚的なグラフチャートにすることもできます。
「ChartTraderチャートトレーダー」は売買シグナル配信サービス「ロボトレーダー」を利用のユーザー様が無料で使えるサービスになります。
この記事の著者
charttrader編集部 |
読み解くことが難しいと捉えられがちな投資情報を、チャートという視覚情報(ビジュアル)に変換することで、より直感的に、より分かりやすく、伝えることをChartTrader(チャートトレーダー)は目指しています。 個人投資家にとって必要不可欠な投資リテラシー「重要な情報への嗅覚」を磨くための肥やしとなる情報を発信していきます。 ChartTraderの提供会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。