公開 2021/04/15 / 最終更新 2021/04/15

ついに自己計が売りに転じる。9週ぶりの売り越し。 2021年4月第1週

8週連続、合計1.4兆円の買いからの2,194億円の売りへ自己計が動く。
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charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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4月第1週、ついに日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門が売りに転じる。9週ぶりの売り越し。相場下落の転換点となる。

自己計は、売りに転じる前(2021年2月1日から4月2日)の8週間、買い越しを継続し、総買い越し金額は1.4兆円となっていた。

この大きな買い越しの影響もあり、日経平均は1,070円上昇した(上昇率3.74%)。

そして、4月第1週(2021年4月5日~4月9日)に2,194億円を売り越し、それまでの流れから反転した。買い一辺倒の流れと断ち切り、売りへ舵を切っている。

その後、日経平均は下落しており、自己計の売り転換が相場の転換となったと言える。

上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門は、自己計とは逆に、買いへ転じる。

事業法人は、売り越し4週連続で、合計売り越し金額を935億円としたのち、4月第1週に188億円の買い越しに転じている。

現時点で、相場に影響を与えているのは、上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門ではなく、日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門の方である。

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証一部株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


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charttrader編集部

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