公開 2024/06/06 / 最終更新 2024/06/06

個人投資家部門が売りを仕掛け、日経平均150円下落 2024年5月第5週

個人投資家の現物先物合計で2,011億円の売り越し、日経150円下落
著者
charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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2024年5月27日~5月31日(5月第5週)、日経平均150円下落。相場を動かしたのは個人投資家部門

5月第5週となる2024年5月27日~5月31日の週は、前週に比べ、日経平均は150円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で2,011億円の売り越しをした個人投資家部門。

個人投資家部門は、株式よりも先物での売りが多く、今後の下落を見込んだ先行売りとも言える。先物主導の下げでもあり下落圧力は強い。現物:864億円の売り越し、先物:1,146億円の売り越し

<下落原因を作った部門>

  • 1.個人投資家部門 2,011億円売り越し (株式-865億、先物-1,147億)
  • 2.金融機関部門 1,736億円売り越し (株式-2,483億、先物745億)
  • 3.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 1,174億円売り越し (株式-1,644億、先物469億)
  • 4.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 807億円売り越し (株式931億、先物-1,740億)
  • 5.生保・損保部門 503億円売り越し (株式-395億、先物-109億)

<下落相場で、買い向かった部門>

  • 1.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 2,521億円買い越し (株式2,514億、先物6億)
  • 2.法人部門 2,132億円買い越し (株式973億、先物1,159億)
  • 3.投資信託部門 1,218億円買い越し (株式793億、先物425億)
  • 4.海外投資家部門 761億円買い越し (株式-1,102億、先物1,863億)

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


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