個人投資家部門が売りを仕掛け、日経平均150円下落 2024年5月第5週
著者 charttrader編集部 |
※最新のリアルタイムチャートはこちら(ログインが必要です)
2024年5月27日~5月31日(5月第5週)、日経平均150円下落。相場を動かしたのは個人投資家部門
5月第5週となる2024年5月27日~5月31日の週は、前週に比べ、日経平均は150円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で2,011億円の売り越しをした個人投資家部門。
個人投資家部門は、株式よりも先物での売りが多く、今後の下落を見込んだ先行売りとも言える。先物主導の下げでもあり下落圧力は強い。現物:864億円の売り越し、先物:1,146億円の売り越し
<下落原因を作った部門>
- 1.個人投資家部門 2,011億円売り越し (株式-865億、先物-1,147億)
- 2.金融機関部門 1,736億円売り越し (株式-2,483億、先物745億)
- 3.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 1,174億円売り越し (株式-1,644億、先物469億)
- 4.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 807億円売り越し (株式931億、先物-1,740億)
- 5.生保・損保部門 503億円売り越し (株式-395億、先物-109億)
<下落相場で、買い向かった部門>
- 1.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 2,521億円買い越し (株式2,514億、先物6億)
- 2.法人部門 2,132億円買い越し (株式973億、先物1,159億)
- 3.投資信託部門 1,218億円買い越し (株式793億、先物425億)
- 4.海外投資家部門 761億円買い越し (株式-1,102億、先物1,863億)
※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算
この記事の著者
charttrader編集部 |
読み解くことが難しいと捉えられがちな投資情報を、チャートという視覚情報(ビジュアル)に変換することで、より直感的に、より分かりやすく、伝えることをChartTrader(チャートトレーダー)は目指しています。 個人投資家にとって必要不可欠な投資リテラシー「重要な情報への嗅覚」を磨くための肥やしとなる情報を発信していきます。 ChartTraderの提供会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。