公開 2020/05/25 / 最終更新 2020/05/31

コロナ相場初の5日連続、日銀ETF買い入れなし [2020年5月22日]

コロナ相場で、積極的にETF買いをしてきた日銀が控えめに。
著者
charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader)/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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2020年5月22日、日銀ETF買いは5日連続で見送り。日銀は相場正常化と判断

2020年5月18日から22日までの5日間は、日銀はETF買い入れを行わなかった。2020年2月14日以降のコロナ相場において5連続買い入れ見送りは初である。

これは日銀としても市場が正常化しつつあるという認識の表れでもあるだろう。

日銀は、ETF買い入れを行うタイミングや条件を公表しているわけではないが、概ね前日よりも値下がりした時にしか買い入れは行わない。それは株価暴落によるパニックを流動性を持たせることで緩和すると言う目的もあるからである。

しかし、新型コロナウィルス感染拡大による世界的な株価暴落時においては、値上がりしている状態でも積極的に買い入れを行ってきた。

3月19日は、日経平均が16,000円台まで下げる大暴落の底値近辺である。

また、年4月7日の緊急事態宣言を出した週後半、4月9日と10日も前日よりも日経は上昇して寄り付いているにもかかわらず、ETFの買い入れを行っている。

このようにコロナ相場において、相場の正常化してない、また安定化が見込めない場合、日銀はそれまでの買い入れルールを変更してでも買い入れを行ってきていると言える。

そして、5月18日~22日の5日連続ETF買い入れ見送りは、非常に大きなサインであり、日銀として市場が正常化しつつあるという認識を映し出していると言えるだろう。

 


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