金融機関部門が売りを仕掛け、日経平均42,710円下落 2025年10月第2週
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著者 charttrader編集部 |
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2025年10月6日~10月10日(10月第2週)、日経平均42,710円下落。相場を動かしたのは金融機関部門
10月第2週となる2025年10月6日~10月10日の週は、前週に比べ、日経平均は42,710円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で6,006億円の売り越しをした金融機関部門。
金融機関部門は、株式は売り越し、先物は買い越し。先物が割安との判断か。反転、上昇の兆し。下落圧力は小。現物:6,449億円の売り越し、先物:442億円の買い越し
<下落原因を作った部門>
- 1.金融機関部門 6,006億円売り越し (株式-6,450億、先物442億)
- 2.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 5,592億円売り越し (株式-4,902億、先物-692億)
- 3.法人部門 5,025億円売り越し (株式-5,064億、先物37億)
- 4.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 4,139億円売り越し (株式-692億、先物-3,448億)
- 5.個人投資家部門 3,362億円売り越し (株式-4,468億、先物1,104億)
- 6.生保・損保部門 1,043億円売り越し (株式-781億、先物-264億)
- 7.投資信託部門 867億円売り越し (株式-422億、先物-446億)
<下落相場で、買い向かった部門>
- 1.海外投資家部門 12,010億円買い越し (株式10,716億、先物1,294億)
- 2.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 1,554億円買い越し (株式1,528億、先物26億)
- 3.都銀・地銀等部門 864億円買い越し (株式-603億、先物1,467億)
※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算
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