公開 2020/07/08 / 最終更新 2020/07/08

裁定売り残が一転増加へ。裁定解消ひと段落。[2020年6月29日~7月3日]

裁定取引(アービトラージ)の売り残が増加に転じる。241億円の増加
著者
charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):プログラム売買の裁定買い残チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
※最新のリアルタイムチャートはこちら(ログインが必要です)

過去3ヶ月間における最低水準まで減少していた裁定売り残が一転、増加へ。裁定解消ひと段落か。

2020年6月26日時点では、過去3ヶ月間で最低水準となる1.8兆円の売り残があったが、2020年6月29日~7月3日は前週よりも241億円増加し、裁定売りの解消は減っている。

「先物買い・現物空売り」の裁定売りポジションが解消する傾向だったが、今回、裁定取引の流れは変わり、相場反転の可能性が考えられる。

振り返って見れば、先物6月限のSQ日のあった週の裁定解消が最も多く約4000億もの現物買い戻しがあった。その後裁定解消は480億、670億と1000億を超えることはなかった。

まだまだ積み上がった裁定売り残は、過去で見れば高い水準で1.8兆もある。

今後これらの売り残の解消による現物買いの上昇圧力がいつ生まれるか、注視したい。


この記事の著者

charttrader編集部

読み解くことが難しいと捉えられがちな投資情報を、チャートという視覚情報(ビジュアル)に変換することで、より直感的に、より分かりやすく、伝えることをChartTrader(チャートトレーダー)は目指しています。 個人投資家にとって必要不可欠な投資リテラシー「重要な情報への嗅覚」を磨くための肥やしとなる情報を発信していきます。 ChartTraderの提供会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。


ユーザー成績などの記事
あわせて読みたい関連記事
今、読まれている記事

※ChartTrader+及びRoboTrader+は個人投資家の皆様に向けた株式会社テラスが運営する株価予想やチャートから見えてくる投資情報提供サービスです。 掲載情報の著作権は記事提供元等に帰属します。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 TOPIXの著作権は東京証券取引所に帰属します。 情報の内容につきましては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いかねます。