公開 2022/01/20 / 最終更新 2022/01/20

日経平均350円下落、相場を最も動かしたのは海外投資家部門 2022年1月第2週

海外投資家の現物先物合計で3,214億円の売り越し、日経350円下落
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charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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2022年1月11日~1月14日(1月第2週)、日経平均350円下落。相場を動かしたのは海外投資家部門

1月第2週となる2022年1月11日~1月14日の週は、前週に比べ、日経平均は350円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で3,214億円の売り越しをした海外投資家部門。

海外投資家部門は、株式よりも先物での売りが多く、今後の下落を見込んだ先行売りとも言える。先物主導の下げでもあり下落圧力は強い。現物:494億円の売り越し、先物:2,720億円の売り越し

<下落原因を作った部門>

  • 1.海外投資家部門 3,214億円売り越し (株式-495億、先物-2,720億)
  • 2.金融機関部門 3,099億円売り越し (株式-3,140億、先物40億)
  • 3.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 1,973億円売り越し (株式-2,243億、先物269億)
  • 4.法人部門 1,785億円売り越し (株式-2,671億、先物885億)
  • 5.都銀・地銀等部門 1,111億円売り越し (株式-869億、先物-243億)

<下落相場で、買い向かった部門>

  • 1.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 2,750億円買い越し (株式1,727億、先物1,022億)
  • 2.個人投資家部門 2,077億円買い越し (株式1,446億、先物630億)
  • 3.投資信託部門 996億円買い越し (株式74億、先物922億)
  • 4.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 531億円買い越し (株式433億、先物98億)

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証一部株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


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