公開 2024/06/10 / 最終更新 2024/06/10

海外投資家の仕掛け推定-日経平均取得価格38,619円【6月10日】

チャートトレーダーで利用できる海外投資家の株式先物の平均単価チャートの説明と6月10日時点のグラフチャート
著者
charttrader編集部

6月10日の海外投資家の株式先物の平均単価チャート

6月10日の海外投資家の株式先物の平均単価チャートより、
海外投資家が年初来からの日本市場への買いを積み増してきており、その平均単価は、現在地とほぼ同じ価格の38619円となります。

算出方法は下記を参照してもらいたいですが、年初の急騰は、間違いなく海外投資家の日本株現物および日経先物への買い増しが大きく影響していました。

同時に進行した円安もあり、大きな含み益となったポジションを外国人投資家は、現在のところある程度利益確定をしてきていると言えます。

アメリカドル離れをいつするのか?米国債や米国株式などに集中した資産をどこに分散するのか、その一つとして日本市場に目が向けられたわけですが、現状では方向性はほぼフラットと言えそうです。

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家の株式先物の平均単価チャート
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海外投資家の株式先物の平均単価チャートとは?

海外投資家の日経平均の買いもしくは売りの平均単価を示したチャート。例えば、海外投資家が「買いポジション平均単価22,000円」であるということを指定した集計から算出する。

投資部門別売買状況の買い越しや売り越しと、日経平均株価の週中央値(週始値と週終値の中央値)を指定した期間で集計し、独自の計算を行いポジションの方向と平均単価を求めている。

このチャートが示しているものは、指定した期間における海外投資家がいくらで日経平均を買ったのか、もしくは売ったのかという数字データを積み上げ、最新情報時点で、結果として「買いポジションを持っているのか、売りポジションを持っているのか」そして、そのポジションの平均単価という情報である。

例えば、4週間とした場合、買い越し→買い越し→買い越し→買い越しと続けば、シンプルに、その平均買い越し価格がチャート上に表示される。
複雑なケースとしては、買い越し→売り越し→買い越し→売り越しと交互の場合である。この場合は、買い越しの後の売り越しは、持っている買いポジションを決済していると判断する。その結果、買いポジションは減ることになる。その後、買い越しや売り越しの結果、買いポジションを持っていれば残っている買いポジションの買い平均単価を、もし売りポジションを持っていれば残っている売りポジションの売り平均単価を表示することになる。

チャートが示す情報の概念的なイメージとしては、4週間と指定すれば、4週間前から海外投資家が投資を始めたとしたら、現在いくらでどちらのポジションを持っているかを知ることができる。
よくニュースなどで見かける集計期間である「年初からの集計」を見ることも参考になるだろう。年初からの経過週をセットすれば、年初からの海外投資家のポジションと平均単価を知ることができる。

表示対象は、
「海外投資家」だけでなく、「自己計」「個人投資家」「海外投資家」「証券会社」「法人」「投資信託」「事業法人」「その他法人等」「金融機関」「生保・損保」「都銀・地銀等」「信託銀行」「その他金融機関」に変更することも可能。

集計対象は、
3つから選択可能。「株式のみ」「先物のみ」「株式先物合算」。

※株式は、東証PRMを集計。
※先物は、日経平均先物、トピックス先物、JPX先物(ミニ含む)を集計。

集計タイプで、
「年初からの集計」もしくは「指定週間の集計」から選択可能。

※上記で「指定週間の集計」を選んだ場合、
集計期間として、週単位で1週間~を指定することができる。

価格チャートは指定した銘柄の集計期間における日経平均の値である。

※基本的に前週の集計値が木曜日夕方に更新される。
※平均単価は、投資部門別売買状況のデータをもとに独自に算出した値であり、あくまでも参考値です。実際の海外投資家の平均単価を示しているものではありません。

 

・表示対象 : 選択(海外投資家,個人投資家,法人,自己計,委託計,総計,証券会社,投資信託,事業法人,その他法人等,金融機関,生保・損保,都銀・地銀等,信託銀行,その他金融機関)
・集計対象 : 選択(株式のみ,先物のみ,株式先物合算)
・集計タイプ : 選択(年初からの集計,指定週間の集計(※下記指定))
・※集計期間(週)[1~100] : 数字入力
・買い越し売り越し期間表示有無 : 選択(表示しない,表示する)
・表示最新日 : 日付指定(年月日)

表示や集計などの期間といった各種設定を変更することで、独自の分析チャートを表示することができます。

 

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この記事の著者

charttrader編集部

読み解くことが難しいと捉えられがちな投資情報を、チャートという視覚情報(ビジュアル)に変換することで、より直感的に、より分かりやすく、伝えることをChartTrader(チャートトレーダー)は目指しています。 個人投資家にとって必要不可欠な投資リテラシー「重要な情報への嗅覚」を磨くための肥やしとなる情報を発信していきます。 ChartTraderの提供会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。


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