公開 2020/10/13 / 最終更新 2020/10/13

米国大統領選に向けて、外国人投資家の売りが止まらない。

2017年以来で外国人投資家の売り越しが最も大きくなった。
著者
charttrader編集部

外国人投資家の売りが加速

2020年9月28日から10月2日まで期間で、外国人投資家は、株式先物合わせて約7500億円の売り越しをしている。8月以降連続で5週連続での売りとなっている。

コロナショックでの大量な売りの後一時少しだけ買い戻しがはいったが、戻し率で言えば20%にも満たっていない。

さらに今回の5週連続での下げで、2017年以来でみても、最も売られている状態となっている。

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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しかし、日経はと言えば、23,000円をキープし、以前高値圏となっている。

チャートトレーダーの「投資部門別・期間集計棒グラフチャート」を見ると、2020年年初来で、

  • 自己計 【買い越し 6.6兆円】
  • 個人投資家 【買い越し 1.2兆円】
  • 海外投資家 <売り越し 9.2兆円>
  • 証券会社 【買い越し 600億円】
  • 法人部門 【買い越し 1.9億円】

となっており、自己計が一番の買い手となっている。

自己計は日銀のETF買い入れ動向を示すと言われている通り、年初から日銀は約6.2兆円ものETF買い入れを行っている。数字的に合致していると言える。

現在の相場は、完全に日銀による相場と言える。

日銀がこの相場を支え、そして高値圏で維持させているわけだが、これは今後の下げを予想するかと言えばそうはいかないと思う。現在は海外勢は日本株から資金を引いているが、その理由の一つに米国大統領選の不透明感からのリスクオフスタイルへと変化していることがあるだろう。

このイベント前後で再度資金が集まってくるようであれば、日経は一段の上げとなるだろう。

 

 


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charttrader編集部

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