1ドル158円の円安!裏で投機筋の円売りが急増
著者 charttrader編集部 |
4月27日のCOTレポート日本円ポジションチャート
下記は、4月27日のCOTレポート日本円ポジションチャートです
COTについての説明は割愛。ネットで検索すればたくさん情報が出てきますのでご参考に。
1ドル158円という日銀会合の後でかつ日本のゴールデンウィーク前というタイミングで、急激な円安ドル高が進行。
ニュースを見れば円売り、円は弱い、日本は弱いというワードが並んでいて、日本の公的債務が世界ワースト1という情報も相まってそのコンテキストが醸成されつつあるように思います。
ただ、事実として、短期の投機筋が円を今までにぐらい(2020年ごろから見て)円を売っているということです。
対して実需は逆に買いに回っていることが分かります。
投機筋の売りポジションは、必ずいつか買い戻さなければいけないので、買い圧力になる日がやってくるでしょう。
また先日著名な国際金融機関の総裁を務めた人の本にありましたが、
日本の公的債務はGDP対比で260%とワースト1
対してフランスの公的純債務はGDP対比で90%だと。
これの二つを並べて記載するのは良くないと思います。
日本は債務で、フランスは純債務。であれば、日本も債権を加味した「純債務」で比較するべきですね。
しかも日本は、ニュースでもたまにちらり見ますが、過去の円高時に蓄えた外貨準備金などもあるのえ、さらに純粋な債務としては減ります。この比較に外貨準備金を入れるのが妥当と言えるかは分かりませんが。
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COTレポート日本円ポジションチャートとは?
海外の取引所での日本円の買いポジション、売りポジションの週間の変動を示すチャート。
チャートでは買いポジションと売りポジションの差(ネット)を表示している。買いポジションの方が多ければプラスに、売りポジションの方が多ければマイナス。
短期的な利益を狙う「投機筋」や日々の実需に基づいて取引を行う「実需筋」と言われる投資家たちのポジション動向を知ることができる。
表示対象はチャートの詳細設定で、変更することができる。
表示できるのは、投機筋・ファンド(ノンコマーシャル)、実需筋・現物業者(コマーシャル)、小口投資家(ノンレポータブル)。
重要と言われているのは特に投機筋・ファンドの動向と言われている。
・銘柄コード[4桁] : 数字入力
・表示期間(営業日ベース)[20~1000] : 数字入力
・表示シフト : 選択(通常表示,情報発表日に合わせたシフト表示)
・投資家種別1表示有無 : 選択(表示しない,表示する)
・投資家種別1 : 選択(投機筋・ファンド,実需筋・現物業者,小口投資家)
・投資家種別2表示有無 : 選択(表示しない,表示する)
・投資家種別2 : 選択(投機筋・ファンド,実需筋・現物業者,小口投資家)
・投資家種別1の棒グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・投資家種別1の線グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・投資家種別2の棒グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・投資家種別2の線グラフ色 : 色指定可(#ffffff)
・表示最新日 : 日付指定(年月日)
比較したい銘柄コード、表示や集計などの期間といった各種設定を変更することで、独自の分析チャートを表示することができます。グラフの色を自由に変更することで、視覚的なグラフチャートにすることもできます。
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この記事の著者
charttrader編集部 |
読み解くことが難しいと捉えられがちな投資情報を、チャートという視覚情報(ビジュアル)に変換することで、より直感的に、より分かりやすく、伝えることをChartTrader(チャートトレーダー)は目指しています。 個人投資家にとって必要不可欠な投資リテラシー「重要な情報への嗅覚」を磨くための肥やしとなる情報を発信していきます。 ChartTraderの提供会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。