公開 2025/01/17 / 最終更新 2025/01/17

ついに信託銀行が売りに転じる。4週ぶりの売り越し。 2025年1月第1週

3週連続、合計2,067億円の買いからの6,824億円の売りへ信託銀行が動く。
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charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
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1月第1週、ついにGPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門が売りに転じる。4週ぶりの売り越し。相場下落の転換点となる。

信託銀行は、売りに転じる前(2024年12月9日から12月30日)の3週間、買い越しを継続し、総買い越し金額は2,067億円となっていた。

この大きな買い越しの影響もあり、日経平均は420円上昇した(上昇率1.07%)。

そして、1月第1週(2025年1月6日~1月10日)に6,824億円を売り越し、それまでの流れから反転した。買い一辺倒の流れと断ち切り、売りへ舵を切っている。

その後、日経平均は下落しており、信託銀行の売り転換が相場の転換となったと言える。

上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門は、信託銀行とは逆に、買いへ転じる。

事業法人は、売り越し2週連続で、合計売り越し金額を168億円としたのち、1月第1週に3,305億円の買い越しに転じている。

現時点で、相場に影響を与えているのは、上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門ではなく、GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門の方である。

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


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