公開 2020/05/31 / 最終更新 2020/05/31

5月第3週、ついに海外投資家が買いに転じる。15週ぶりの買い越し。

14週連続、合計8.1兆円の売りからの3,779億円の買いへ海外投資家が動く。
著者
charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証PRM+先物)チャート/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
※最新のリアルタイムチャートはこちら(ログインが必要です)

5月第3週、ついに海外投資家部門が買いに転じる。15週ぶりの買い越し。相場上昇の転換点となる。

海外投資家は、買いに転じる前(2020年2月3日から5月15日)の14週間、売り越しを継続し、総売り越し金額は8.1兆円となっていた。

この大きな売り越しの影響もあり、日経平均は3,790円下落した(下落率-15.91%)。

そして、5月第3週(2020年5月18日~5月22日)に3,779億円を買い越し、それまでの流れから反転した。売り一辺倒の流れと断ち切り、買いへ舵を切っている。

その後、日経平均は上昇しており、海外投資家の買い転換が相場の転換となったと言える。

日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門は、海外投資家とは逆に、売りへ転じる。

自己計は、買い越し14週連続で、合計買い越し金額を3.9兆円としたのち、5月第3週に2,060億円の売り越しに転じている。

現時点で、相場に影響を与えているのは、日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門ではなく、海外投資家部門の方である。

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証一部株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


この記事の著者

charttrader編集部

読み解くことが難しいと捉えられがちな投資情報を、チャートという視覚情報(ビジュアル)に変換することで、より直感的に、より分かりやすく、伝えることをChartTrader(チャートトレーダー)は目指しています。 個人投資家にとって必要不可欠な投資リテラシー「重要な情報への嗅覚」を磨くための肥やしとなる情報を発信していきます。 ChartTraderの提供会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。


ユーザー成績などの記事
あわせて読みたい関連記事
今、読まれている記事

※ChartTrader+及びRoboTrader+は個人投資家の皆様に向けた株式会社テラスが運営する株価予想やチャートから見えてくる投資情報提供サービスです。 掲載情報の著作権は記事提供元等に帰属します。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 TOPIXの著作権は東京証券取引所に帰属します。 情報の内容につきましては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いかねます。