新チャート「海外投資家の日経平均の平均取得単価」で今後の需給を読む
著者 charttrader編集部 |
新チャート「海外投資家の日経平均の平均単価」
海外投資家の日経平均の買いもしくは売りの平均単価を示すことができるチャートレーダーに新規で追加されたチャートです。
例えば、海外投資家が「買いポジション平均単価25,393円」であるということを、指定した期間で算出し、チャート上に表示されます。
上記のチャートは、日経平均が上昇し始めた11月を含めた「2020年10月26日~12月18日までの8週間」で集計をしています。
11月から2ヶ月弱で、日経平均は23,000円台から27,000円台まで急上昇しました。その立役者はもちろん海外投資家であり、国内勢は売りに回っていました。
その買いを仕掛けた海外投資家は、日経に対してどのレベルの平均取得価格でのポジション保有としているのでしょうか?
それが分かられば、彼らがさらに日経が上昇することを期待しているのか、
もしくは、利益が乗ってきたので利確をするタイミングなのかを予測することができます。
JPXが発表している「投資部門別売買状況」の海外投資家の買い越しや売り越しと、日経平均株価の週中央値(週始値と週終値の中央値)を期間で集計し、独自の計算を行いポジションの方向と、平均単価を求めています。
このチャートが示しているものは、指定した期間における海外投資家がいくらで日経平均を買ったのか、もしくは売ったのかという数字データを積み上げ、最新情報時点で、結果として「買いポジションを持っているのか、売りポジションを持っているのか」、そして、そのポジションの平均単価を示しています。
チャートが示す情報の概念的なイメージとしては、4週間と指定すれば、4週間前から海外投資家が投資を始めたとしたら、現在いくらでどちらのポジションを持っているかを知ることができる。
よくニュースなどで見かける集計期間である「年初からの集計」を見ることも参考になるだろう。
年初からの経過週をセットすれば、年初からの海外投資家のポジションと平均単価を知ることができる。
※平均単価は、投資部門別売買状況のデータをもとに独自に算出した値であり、あくまでも参考値です。実際の海外投資家の平均単価を示しているものではありません。
この記事の著者
charttrader編集部 |
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